資料詳細

目次

序章 本書の目的と構成

  1 直接原価計算の成立要件

  2 直接原価計算の生成と展開

  3 本書のねらい

  4 本書の構成

第Ⅰ部 経営管理ツールとしての直接原価計算の概要と展開

第1章 直接原価計算とは何か

  1 直接原価計算の概要

  2 直接原価計算の計算構造と損益分岐分析

  3 直接原価計算における利益計算構造

  4 むすび

第2章 固定費管理と直接原価計算

  1 はじめに

  2 直接原価計算における固定費認識の変遷

  3 固定費の「見える化」による管理

  4 キャパシティ・コストとしての固定費の管理

  5 むすび

第3章 直接原価計算の変容

  1 はじめに

  2 原価の固変分解をめぐる現代的問題

  3 固定費調整の現代的意義

  4 スループット会計,ABCとの親和性

  5 損益計算書の再構成と直接原価計算の機能拡張

  6 むすび

第Ⅱ部 直接原価計算の泰斗たち

第4章 先駆者Harrisの貢献

  1 はじめに

  2 直接原価計算の誕生:Harrisのdirect cost plan

  3 第二次世界大戦後におけるHarrisの「進化」

  4 むすび

第5章 Marpleによる啓蒙

  1 はじめに

  2 Marpleの人物像とその歴史観

  3 直接原価計算による損益計算書

  4 外部報告への適用問題と財管一致の考え方の萌芽

  5 むすび

第6章 Wrightによる実践的普及

  1 はじめに

  2 Wrightの経歴と活動

  3 1950年代における直接原価計算論の展開

  4 体系的な著書の出版

  5 Wrightの貢献と特徴

  6 むすび

第7章 Horngrenによる理論的探究

  1 はじめに

  2 Horngrenの略歴と基本姿勢

  3 未来原価回避説の提唱と関連原価計算の展開

  4 直接原価計算の応用:物的資料に基づく差異分析と機会原価による操業度差異の測定

  5 むすび

第Ⅲ部 わが国における直接原価計算の展開

第8章 わが国における直接原価計算の受容と展開

  1 はじめに

  2 直接原価計算導入の背景と1960年代における採用状況

  3 労務費の問題

  4 原価管理に対する有用性に関する議論

  5 直接原価計算の個別原価計算への適用を巡る議論

  6 むすび

第9章 わが国における外部報告論争

  1 はじめに

  2 わが国における論争の展開(1):支持論

  3 わが国における論争の展開(2):批判論

  4 中立論の展開

  5 わが国における直接原価計算論争の争点

  6 むすび

第10章 直接原価計算と原価計算基準

  1 はじめに

  2 『基準』における直接原価計算の規定

  3 企業会計原則の改正と『基準』の改訂議論

  4 直接原価計算の制度化に向けた提言

  5 直接原価計算の制度化における考察

  6 むすび

ページの先頭へ