矢守 克也/著 -- 東京大学出版会 -- 2024.9 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 2F 一般図書 /369.3/8311/2024 7118427932 配架図 Digital BookShelf
2024/10/29 不可 利用可   0

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ISBN 4-13-050212-2
ISBN13桁 978-4-13-050212-2
タイトル 避難学
タイトルカナ ヒナンガク
タイトル関連情報 「逃げる」ための人間科学
タイトル関連情報読み ニゲル タメ ノ ニンゲン カガク
著者名 矢守 克也 /著
著者名典拠番号

110004286220000

出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2024.9
ページ数 8, 271p
大きさ 21cm
価格 ¥3900
内容紹介 誰かを「避難させる」情報・技術ではなく、自ら「逃げる」ことができる暮らし、地域社会、そのすべてをトータルで考える人間科学の試み。「防災人間科学」の続編。
一般件名 災害予防 , 避難
一般件名カナ サイガイ ヨボウ,ヒナン
一般件名典拠番号

510833100000000 , 511321200000000

分類:都立NDC10版 369.3
資料情報1 『避難学 「逃げる」ための人間科学』 矢守 克也/著  東京大学出版会 2024.9(所蔵館:中央  請求記号:/369.3/8311/2024  資料コード:7118427932)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154667134

目次 閉じる

序論-「逃げる」ための人間学
  第1節 防災・減災に関する人間科学
  第2節 第1部:コンセプト(概念)編の概要
  第3節 第2部:ドリル(訓練)編の概要
  第4節 第3部:マネジメント(施策)編の概要
  第5節 補論の概要と総括
第1部 コンセプト(概念)編
第1章 避難学のパラダイムチェンジ-八つの提言
  第1節 避難学は人間科学たり得ているか
  第2節 提言1:被害事例にだけ注目するのはやめよう-「FACPモデル」の提案
  第3節 提言2:情報だけで人を動かそうとするのはやめよう
  第4節 提言3:済んでからとやかく言うのはやめよう
  第5節 提言4:一番最近起こったことに飛びつくのはやめよう
  第6節 提言5:理想だけを追い求めるのはやめよう
  第7節 提言6:“空振り”だと批判するのはやめよう
  第8節 提言7:「××効果」「○○バイアス」でわかった気になるのはやめよう
  第9節 提言8:統計数値に一喜一憂するのはやめよう
第2章 言語行為論から見た災害情報
  第1節 言語行為論の基礎
  第2節 「記述文」と「遂行文」
  第3節 災害情報の課題-「記述文」と「遂行文」の視点から
  第4節 実践的な提案-「宣言文」のポテンシャル
  第5節 「記述文」と「遂行文」の横断・融合
第3章 能動的・受動的・中動的に逃げる
  第1節 概念的な土台
  第2節 「津波てんでんこ」
  第3節 避難指示を出しているのは誰か
  第4節 「社会的スローダウン」と「セカンドベスト」
  第5節 中動態論
  第6節 能動と受動の相互反射
  第7節 ブレーキではなくアクセルを
  第8節 破壊・抹消ではなく回復・再生である
第2部 ドリル(訓練)編
第4章 熱心な訓練参加者は本番でも逃げるのか
  第1節 訓練は災害時の避難に結びつくか
  第2節 高知県四万十町興津地区での調査
  第3節 訓練参加状況の概要
  第4節 訓練と本番の間の「矛盾・逆接」
  第5節 実践的な示唆と理論的な展望
第5章 ハードルを下げた/上げた避難訓練
  第1節 避難訓練のリ・デザイン
  第2節 屋内避難訓練(玄関先まで訓練)
  第3節 屋内避難訓練(2階まで訓練)
  第4節 オーダーメイド避難訓練-近所の3階建ての建物に
  第5節 「おためし避難訓練」と「世帯別避難訓練」
  第6節 夜間避難訓練
  第7節 休憩時間訓練・登校時訓練
  第8節 「予定通り」の先へ
第6章 津波避難訓練支援アプリ「逃げトレ」
  第1節 津波避難-人間系と自然系のインタラクション
  第2節 津波避難訓練支援アプリ「逃げトレ」の概要
  第3節 「コミットメント/コンティンジェンシー」の相乗作用
  第4節 「想定外」への対応
  第5節 自然科学と人間科学のインターフェース
第3部 マネジメント(施策)編
第7章 「自助・共助・公助」をご破算にする
  第1節 言語の表層と深層
  第2節 「自助・共助・公助」の誕生と普及
  第3節 「自助・共助・公助」のバランス論
  第4節 「バランス」をめぐる摩擦と葛藤(1)-行政と住民の綱引き
  第5節 「バランス」をめぐる摩擦と葛藤(2)-長期的なトレンドの中で
  第6節 <防災帰責実践>
  第7節 <極限>としての裁判事例
  第8節 解決へ向けた展望
  第9節 「自助・共助・公助」をご破算にする
第8章 「地区防災計画」をめぐる誤解とホント
  第1節 「地区防災計画」とは何か
  第2節 避難と「地区防災計画」
  第3節 基本理念-「防災に『も』強いまちづくり」
  第4節 「地区防災計画」を推進するための七つのポイント
  第5節 ポイント1:「行政が行うことにあらず」
  第6節 ポイント2:「計画書をつくることにあらず」
  第7節 ポイント3:「どの地区も同じにあらず」
  第8節 ポイント4:「一度きりで終わりにあらず」
  第9節 ポイント5:「超・地区」-地区の境界を超えること
第9章 南海トラフ地震の「臨時情報」
  第1節 「臨時情報」とは何か
  第2節 低調な認知率
  第3節 個別具体的な計画の必要性
  第4節 きびしい<二者択一>-コロナ禍から得た学び
  第5節 <二者択一>をマネジメントするツール-「クロスロード」
  第6節 高知県黒潮町における住民ワークショップ
  第7節 総括-「二刀流」と「素振り」
補論
補論1 アフター・コロナ/ビフォー・X
  第1節 「もともと」大切だったこと
  第2節 「三密対策」と「スーパーベスト」
  第3節 「無意識の革命=気づいたら改善」
  第4節 「鄧小平の改革前なら…」
  第5節 アフター・コロナ/ビフォー・X
  第6節 「遠方より来た朋」とどう向き合うのか
補論2 ボーダーレス時代の防災学-コロナ禍と気候変動災害
  第1節 コロナ禍が無効化する三つの境界
  第2節 「あまねく、全世界の人びとに」-「ゾーニング」の無効化
  第3節 「もうはまだなり、まだはもうなり」-「フェージング」の無効化
  第4節 専門家を下りたノーベル賞受賞者-「ポジショニング」の無効化
  第5節 <災間>の思想から