山本 吉宣/著 -- 東信堂 -- 2024.10 --

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配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 2F 一般図書 /319.0/5814/2024 7118546316 配架図 Digital BookShelf
2024/11/29 可能 利用可   0

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ISBN 4-7989-1838-9
ISBN13桁 978-4-7989-1838-9
タイトル 言説の国際政治学
タイトルカナ ゲンセツ ノ コクサイ セイジガク
タイトル関連情報 理論、歴史と「心の地政学」
タイトル関連情報読み リロン レキシ ト ココロ ノ チセイガク
著者名 山本 吉宣 /著, 三浦 聡 /編集協力
著者名典拠番号

110001056050000 , 110005632660000

出版地 東京
出版者 東信堂
出版者カナ トウシンドウ
出版年 2024.10
ページ数 17, 625p
大きさ 22cm
価格 ¥6300
内容紹介 米中二極構造を中心とし、軍事力や経済力にとどまらないイディエーショナルな次元(イデオロギー、価値、規範)をめぐる理論と現象を緻密に検証。今日の国際情勢に「言説」という新たな分析視座を提供する。
書誌・年譜・年表 文献:p560~613
一般件名 国際政治
一般件名カナ コクサイ セイジ
一般件名典拠番号

510808400000000

分類:都立NDC10版 319
資料情報1 『言説の国際政治学 理論、歴史と「心の地政学」』 山本 吉宣/著, 三浦 聡/編集協力  東信堂 2024.10(所蔵館:中央  請求記号:/319.0/5814/2024  資料コード:7118546316)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154680821

目次 閉じる

序章 本書の問題意識と構成
  第1節 国際政治の第三の次元
  第2節 本書の目的
  第3節 本書の内容
第1章 イディエーショナルな力
  第1節 言説の対抗の顕在化
  第2節 「イディエーショナルな力」-一般的な視覚
  第3節 イディエーショナルな力の位置づけ-内包と外延
第2章 言説、言説力の素描と本書での分析枠組み
  第1節 言説とは
  第2節 言説力
  第3節 本書での分析枠組み
第3章 一方的投射、規範の対抗、双方向の投射、「対等」の言説
  第1節 言説の一方的投射の諸問題
  第2節 規範対抗、妥協(折衷規範)、双方向の社会化
  第3節 中国:平和台頭論と北京コンセンサス-投射の準備からライバル規範企業家へ
第4章 戦略的ナラティブ
  第1節 戦略的ナラティブと二つの淵源-フリードマンとミスキモン
  第2節 フリードマン(2006)からイギリス国防省の文書へ
  第3節 ミスキモンたちの戦略的ナラティブ論-ソフト・パワーから戦略的ナラティブへ
  第4節 特定の政策と出来事についての戦略的ナラティブとその投射
第5章 言説(ナラティブ、話語)とその投射
  第1節 戦略的ナラティブと話語権
  第2節 手段の類型-ソフトでオープンな手段からハードで非オープンな手段まで
第6章 中国の話語権
  第1節 対外的話語権への道程
  第2節 胡錦涛から習近平へ-話語の内容
  第3節 中国の対外的な話語権の機能-積極的な機能を中心として
  第4節 調和的ナラティブと対抗的ナラティブ-その淵源と機能
第7章 中国の逆投射、アメリカの反応、相互反応のエスカレーション
  第1節 中国の言説の逆投射と中国による社会化
  第2節 アメリカの反応-多様な対中対抗策
  第3節 相互作用のサイクル-エスカレーション
  第4節 長期的な戦略についてのナラティブ
第8章 規範の対抗から秩序の対抗へ
  第1節 規範の破壊、規範の強靱性、国際秩序-本章の目的と構成
  第2節 「規範の破壊norm sabotage」と「真実の破壊truth subversion」
  第3節 既存の規範に対する行動のスペクトラム
  第4節 規範の堅牢性(robustness)あるいは強靱性(resilience)
  第5節 規範の対抗から秩序間の対抗へ-規範対抗の論理と秩序原理:素描
  第6節 リベラル国際法秩序と権威主義的な国際法秩序-二つの「ウエストファリアを超えて」
  第7節 競合する投射者(企業家)と反企業家-規範の対抗の現在地
第9章 戦略的コミュニケーション
  序節 戦略的コミュニケーションの意義と多様性
  第1節 「戦略的コミュニケーション」の概要と展開
  第2節 戦略的コミュニケーションの要素
  第3節 戦略的コミュニケーション(SC)からコミュニケーション同期化(CS)へ-アメリカ軍部での転換
  第4節 イギリスにおける戦略的コミュニケーション
  第5節 ヨーロッパ(NATOとEU)の戦略的コミュニケーション
  第6節 アメリカの「戦略的コミュニケーション」の実践
  第7節 協力的戦略的コミュニケーションとアクティブ・メジャー-ロシアの反応
  第8節 ディスインフォメーションと戦略的コミュニケーション
第10章 理論統合への試論
  第1節 ナラティブの投射についての様々なアプローチの整理・分類-試論
  第2節 相手の反応、相互作用、国際秩序
第11章 イデオロギーの対立
  第1節 バイデン政権-「民主主義と専制」という戦略的ナラティブ
  第2節 中国の反応-中国の民主主義
第12章 物質的世界との往復
  第1節 非物質的な世界と物質的な世界-相互フィードバック
  第2節 イデオロギーの出力正当性
  第3節 政治体制の経済的パフォーマンス(出力正当性)-データに基づく検証の可能性
  第4節 イデオロギーの距離と戦略関係-M.ハースのモデル
第13章 中国の人権言説の展開(国連人権理事会を中心として)、1989~2022
  序節 目的と趣旨
  第1節 中国の人権言説の動態
  第2節 国連人権理事会における中国の活動-外圧への反応/対抗
  第3節 人類の未来を共有する共同体(人類運命共同体)、ウィン・ウィン、人民中心のアプローチ:人権の「再定義」へ-内政投射型へ
  第4節 新疆ウイグル自治区をめぐって
  第5節 Whataboutism(「お前はどうだ、言う資格はあるのか」)-一つのレトリカル・ストラテジー
  第6節 強硬化する中国の人権言説-シェーパー(形成者、shaper)へ
  第7節 理論的な検討
終章 いまなぜ言説(ナラティブ)か?
  第1節 言説(ナラティブ)の顕在化
  第2節 情報環境の変化
  第3節 残された課題