張 培華/著 -- 和泉書院 -- 2024.11 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /914.30/5052/2024 7118682354 配架図 Digital BookShelf
2024/12/31 可能 利用可   0

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ISBN 4-7576-1107-8
ISBN13桁 978-4-7576-1107-8
タイトル 枕草子漢文受容論
タイトルカナ マクラノソウシ カンブン ジュヨウロン
著者名 張 培華 /著
著者名典拠番号

110004576980000

出版地 大阪
出版者 和泉書院
出版者カナ イズミ ショイン
出版年 2024.11
ページ数 12, 422p
大きさ 22cm
シリーズ名 研究叢書
シリーズ名のルビ等 ケンキュウ ソウショ
シリーズ番号 575
シリーズ番号読み 575
価格 ¥10000
内容紹介 「枕草子」と漢文との関係を考察した、著者20年来の研究を集成。「なぜ「春はあけぼの」章段は四段になるのか?」など、未解明であった問題に新たな解釈を提示する。唐代の重要な「賦譜」全文の翻刻も収録。
個人件名 清少納言
個人件名カナ セイ ショウナゴン
個人件名典拠番号 110000549110000
一般件名 枕草子
一般件名カナ マクラノソウシ
一般件名典拠番号

530233700000000

分類:都立NDC10版 914.3
資料情報1 『枕草子漢文受容論』(研究叢書 575) 張 培華/著  和泉書院 2024.11(所蔵館:中央  請求記号:/914.30/5052/2024  資料コード:7118682354)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154696196

目次 閉じる

序章 漢文の環境と『枕草子』の創生
  一 はじめに
  二 一条天皇時代の漢文の営み
  三 『枕草子』漢文受容の研究史
  四 本書の狙いと構成
  五 おわりに
第一部 『枕草子』の基層と漢文
第一章 『枕草子』「春はあけぼの」章段考
  一 はじめに
  二 「春はあけぼの」に見える和漢韻文の形式
  三 「仮名序」と「春はあけぼの」の「対句」表現
  四 唐『賦譜』「新賦」の四段と文字数
  五 「春はあけぼの」と「新賦」の四段の文字数
  六 おわりに
第二章 『枕草子』「心ときめきするもの」章段考
  一 はじめに
  二 三系統一種本文に関する「唐鏡」の表現
  三 研究史による「唐鏡」の解釈
  四 平安文学における「唐鏡」及び「鏡」と漢籍の影響
  五 唐代伝奇小説『古鏡記』による「暗い鏡」
  六 おわりに
第三章 『枕草子』「文は」章段考
  一 はじめに
  二 先行研究による問題点
  三 萩谷説に関する問題について
  四 『賦譜』に見える「古賦」と「新賦」の区別
  五 『賦譜』成立及び日本への流入時期
  六 おわりに
第四章 『枕草子』「九月二十日あまりのほど」章段考
  一 はじめに
  二 「九月二十日」はいつの「年」なのか
  三 「人歌よむかし」の「人」や「歌」
  四 仮名文学における「窓」
  五 「詩」の世界における「窓」
  六 「窓」から射し込む「月光」
  七 おわりに
第五章 『枕草子』「三条の宮におはしますころ」章段考
  一 はじめに
  二 「青ざし」の先行の解釈
  三 「青ざし」の実態
  四 「青ざし」と「青刺」
  五 薬草としての青刺の薊
  六 おわりに
第六章 『枕草子』「雲は」章段考
  一 はじめに
  二 先行研究の解釈と問題の所在
  三 萩谷説の疑問
  四 高橋の指摘の問題
  五 沈約「朝雲曲」における「多異色」
  六 おわりに
第二部 『枕草子』と『白氏文集』
第七章 清少納言と白居易の詩的な寓意
  一 はじめに
  二 「花や蝶や」の先行の解釈
  三 「花や蝶や」と和漢文学の表現
  四 定子「花や蝶や」と白居易「萎花蝶飛去」の寓意
  五 おわりに
第八章 清少納言と白居易の詩的な意象
  一 はじめに
  二 詩的な心象と意象
  三 春の「柳」と「眉」の意象
  四 秋の「雨」と「扇」の意象
  五 「稚児」と「塵」の意象
  六 おわりに
第九章 清少納言と白居易及び元【シン】の詩的な手法
  一 はじめに
  二 「蚊の細声」と「蚊の睫」及び問題の所在
  三 『枕草子』前後の文献における「蚊」の表現
  四 白居易と元【シン】の詩作における「蚊」の「細い」イメージ
  五 おわりに
第十章 『枕草子』「跋文」の「枕」と感傷詩
  一 はじめに
  二 諸説の問題と解読のヒント
  三 池田亀鑑の指摘に関する問題:季節的ずれ
  四 清少納言と白居易の友人:伊周と元【シン】の左遷
  五 定子からの「紙」と清少納言の「里」及び『枕草子』執筆
  六 おわりに
第十一章 『枕草子』と『源氏物語』における『白氏文集』
  一 はじめに
  二 『枕草子』と『源氏物語』における『白氏文集』総覧
  三 「長恨歌」の引用から見た『枕草子』と『源氏物語』
  四 「感傷詩」引用から見た『枕草子』背後の悲傷
  五 おわりに
第十二章 『紫式部日記』における「真名書きちらし」考
  一 はじめに
  二 先行「真名書きちらし」の解釈
  三 「真名書きちらし」と「漢学の才をひけらかす」の変容
  四 「真名書きちらし」と紫式部「書」の見る目
  五 清少納言の『白氏文集』詩句書写の可能性
  六 おわりに
第三部 前田家本『枕草子』の本文と漢文
第十三章 前田家本『枕草子』本文再検証
  一 はじめに
  二 「文は」章段の漢籍に関する齟齬
  三 前田家本本文と三巻本本文との関係
  四 漢詩文引用から見た前田家本と三巻本との接近
  五 おわりに
第十四章 前田家本『枕草子』本文の特徴
  一 はじめに
  二 「木の花は」の章段の「黄金の玉」
  三 「菩提といふ寺に」の章段の「上中」
  四 「六月廿余日ばかりに」の章段の「一葉」
  五 おわりに
第十五章 前田家本『枕草子』「文は」章段再考
  一 はじめに
  二 三巻本「五帝本紀」の問題
  三 前田家本「こたいほんき」の啓示
  四 「旧五代史」と「新五代史」及び「本紀」
  五 おわりに
終章 まとめと展望
  一 はじめに
  二 詩賦の方法と唐代伝奇及び類書の発想
  三 『白氏文集』「感傷詩」の内在と『枕草子』背後の悲傷
  四 前田家本の本文にしか見えない漢文の特質
  五 おわりに
附編 周作人訳『枕草子』の経緯と実態
  一 はじめに
  二 周作人と魯迅及び「周恩来」への手紙
  三 周作人訳『枕草子』と「未出版」及び原因
  四 出版社の「凡例」と底本の問題
  五 周作人訳『枕草子』の心情と生活の実態
  六 おわりに