資料詳細

目次

序章

  1.アフリカ農村と土地

  2.アフリカのローカル・コモンズ

  3.資源管理の主体としての地域住民

  4.湿地における耕地拡大

  5.本書の目的

  6.調査地と調査方法

第1章 湿地開発をめぐる住民の対立と折り合い

  1.畑に残された小さな森

  2.政治体制の変遷:チーフの権限の弱まり

  3.祖霊信仰とキリスト教

  4.季節湿地の耕地化をめぐる住民の対立

  5.対立がもたらした内発的展開

第2章 人と自然のかかわり

  1.ボジ高原の自然

  2.畑に残されたイブラ

  3.ゾウの狩人からネズミの狩人へ

  4.自然開発型社会における人と自然のかかわり

第3章 焼畑から常畑ヘ-農業の変遷

  1.人口増加

  2.焼畑から常畑へ

  3.コーヒー栽培の普及

  4.農業資材に依存した農業

  5.農業の集約性と脆弱性

第4章 季節湿地の自然環境とその利用

  1.アフリカの季節湿地

  2.アフリカにおける季節湿地の形成

  3.ボジ高原の季節湿地

  4.季節湿地の放牧利用

  5.季節湿地の農業利用

  6.季節湿地の土地利用とその変容

第5章 コーヒー経済と土地利用-世帯生計に注目して

  1.経済の自由化と土地利用の変容

  2.季節湿地における耕地拡大の実態

  3.地域をとりまく社会経済的な状況と湿地開発

第6章 放牧地の減少とウシ飼育

  1.ウシの重要性

  2.牛耕

  3.ウシ飼養システムの変容

  4.放牧形態の変化

第7章 「いきすぎた耕地化」への反動

  1.放牧のために耕作放棄された畑

  2.タンザニアの土地法とニイハ社会の土地所有制度

  3.「いきすぎた耕地化」をめぐる住民の争い

  4.資源管理における住民の役割

終章

  1.湿地で耕地が拡大した経緯と背景

  2.湿地開発によって失われた技術

  3.共有資源をめぐる対立と和解のプロセス

  4.現代アフリカ農村におけるコモンズの条件

  5.ローカル・コモンズの質的な変化

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