事例詳細
調査・質問内容
質問番号 | 0010005583 |
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状態 | 受付済 |
質問日 | 2020/05/23 |
室町~戦国時代頃に生け花として鑑賞されていた花について知りたい。
図書館からの回答
回答状態 | 公開済 |
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公開日 | 2021/08/26 |
関連質問番号 |
生け花の歴史の中で、花の生け方についての書である「花伝書」に着目し、関連する資料を調査した。
資料1は都立多摩図書館所蔵資料、資料2、3は都立中央図書館所蔵資料である。
資料1
雑誌『麗沢大学紀要』13巻(1972年3月)
p.103-133「花道伝書『仙伝抄』における美学の探究 植物名を中心とした諸問題」(大塚真三)
室町時代の花伝書とされる『仙伝抄』についての論文である。『仙伝抄』で扱われる花材は78種ある(竹、から竹などを一種類として数えれば68種)とし、「『仙伝抄』にでてくる植物名一覧表」(p.106-108)を掲載している。
なお、この論文には続きがあるが、都立図書館では欠号のため所蔵していない。
雑誌『麗沢大学紀要』14巻(1972年12月)麗沢大学
p.87-117 「花道伝書「仙伝抄」における美学の問題 植物名を中心とした諸問題 2」
資料2
p.75-106「『仙伝抄』おぼえがき」
「各月ごとの花について」(p.85-87)などに花の名前がある。
p.107-118「『山科家礼記』のいけばな」
山科家の室町時代の記録文書である『山科家礼記』について記述がある。大沢久守が禁裏で立てた花や花材名の記述もある。
p.179-190「資料『仙伝抄』」
『仙伝抄』を翻刻したものを収録。
資料3
40以上の花姿図がカラーで描かれている『花王以来の花伝書』や『仙伝抄』など多くの花伝書の図版を収録。巻末には図版解説(p.165-169)がある。
p.142-145に「仙伝抄」(岡田幸三)、p.156-162「シンポジウム 花王以来の花伝書」があり、資料について解説している。
参考文献
タイトル | 注記 |
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【資料1】雑誌:麗沢大学紀要 13巻 (1972年3月) / 麗沢大学 | p.103-133 |
【資料2】日本いけばな文化史 1 いけばなの成立と発展 / 工藤昌伸著 / 同朋舎出版 / 1992.11 <D/7932/ 3004/1> | p.75-106,p.107-118, p.179-190 |
【資料3】いけばなの成立 (いけばな美術全集 第2) / 山根有三編 / 集英社 / 1982 <D/7930/86/2> | p.142-145, p.156-162, p.165-169 |
転記用URL
https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/reference/search-detail.do?qesid=0010005583&lang=ja1/1