事例詳細
調査・質問内容
| 質問番号 | 0010009397 |
|---|---|
| 状態 | 受付済 |
| 質問日 | 2025/10/24 |
都立中央図書館特別文庫室が所蔵している豊田家文書について、「どのような資料群か」「豊田家とは何か」を知りたい。
図書館からの回答
| 回答状態 | 公開済 |
|---|---|
| 公開日 | 2026/03/19 |
| 関連質問番号 |
豊田家文書とは、主に江戸城本丸御殿、西丸御殿、二丸御殿の大奥に関する図面115枚(本丸御殿67枚、西丸御殿12枚、二丸御殿20枚、御殿あるいは建物が未特定のもの16枚)とそれが入っている袋や帙から成る、合わせて121点の資料群。
都立中央図書館特別文庫室の受入は2016(平成28)年2月15日。図面の題簽や外題に、「豊田」と名前が記載されているものがあったことから、史料群の確認・整理に協力した研究者が「豊田家文書」と名付けた。
以下の資料に関連の記載がある。
資料1『幕末の大奥と明治の皇城 和宮と昭憲皇太后』
「「豊田家文書」について 今回、東京都立中央図書館が収集した図面は、小普請方の大工頭・柏木家支配下の大工・豊田家が所持していたと考えられるものです。図面の題簽や図面を入れるための袋には、「豊田控」や「と[○のなかに「と」]」印が書かれています。「豊田家文書」は、本丸大奥・西丸・二丸御殿に関する平面図・建地割図・矩計図など全115枚からなります。」
資料2『生活文化史』 69号(2016年3月)
p.33-50「江戸城本丸御殿の天井に用いられた唐紙 : 『豊田家文書』所収図面にみる大奥・上御鈴廊下脇御小座敷と御座之間の検討」(小粥祐子)
p.37-38「四 『豊田家文書』について」に、豊田家文書の伝来経緯と年代比定について記載があり、以下の記述がある。
「この度、幕末期の江戸城本丸御殿、西丸御殿(西丸仮御殿)、二丸御殿の大奥に建てられた建物に関する図面が見出された(山下和正氏蔵)。新たに見出された史料群は、一括して木箱に入れられていたものを現所蔵者が古書店から購入したもので、古書店に入るまでの経緯や当初の持ち主に関する情報は伝わっていない。」
「本史料群は、江戸城本丸御殿、西丸御殿、二丸御殿、どこの御殿あるいは建物であるかを未だ特定できていないものからなる。」
また、豊田家文書の当初の持ち主については、「本史料群の当初の持ち主は、小普請方・柏木因播方の大工・豊田家に関わる図面群(このことから『豊田家文書』と呼ぶ)ではないかと推測される。」としている。
資料3『歴史人』12巻10号
p.54-59「『豊田家文書』を読み解く」
p.54に「大奥の造営を担当していた小普請方大工の棟梁・柏木家の支配下にあった豊田家。その所有する大奥建築の図面67枚が平成の末に発見された。」とある。
図面67枚とは、本丸の大奥図面の枚数である。
「豊田家文書」の資料貸出履歴より、以下の図録を参照。
資料4『特別展 江戸 大奥』
p.342「25 豊田家文書」
「これらの絵図を含む豊田家文書は、当時江戸城大奥の造営を担当していた大工の一員である豊田家に伝来した文書群である。文書群には幕末期の江戸城本丸大奥の各種建物に関する平面図に加え、矩計図(立面図)や床の間、欄間の彫り物などの室内装飾を写した図面も含まれている。(中略)平成二十七・二十八年度に東京都立中央図書館の所蔵に加えられた。」
参考文献
転記用URL
https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/reference/search-detail.do?qesid=0010009397&lang=ja1/1




















