事例詳細
調査・質問内容
| 質問番号 | 0010009900 |
|---|---|
| 状態 | 受付済 |
| 質問日 | 2026/08/05 |
正木流万力鎖術の概要や由来などがわかる資料を紹介してほしい。
図書館からの回答
| 回答状態 | 公開済 |
|---|---|
| 公開日 | 2026/09/01 |
| 関連質問番号 |
都立図書館蔵書検索及び末尾に記載のデータベース類でキーワード<正木流万力鎖術><正木流><万力鎖><隠し武器><分銅鎖><鎖分銅><鎖術>等を掛け合わせて検索しました。
参考になりそうな資料をご紹介します。
資料1 『隠し武器総覧』
正木流十代宗家である名和弓雄の著作です。
p.119-124「鎖物篇 万力鎖」
万力鎖について正木流を中心に解説しており、正木流の技術や歴史、アメリカにおける広がり等について記述があります。
なお、隠し武器とは「一、小さな武器で、格闘中、握っていても敵が気づかぬもの。二、携行していても目立たず、敵の目にふれにくいもの。三、擬装されていて、真の使用目的を敵に悟られぬもの。四、日常のありふれた道具を、工夫によって武器として流用するもの。」と定義しています(p.13)。
また、巻末に宗家所蔵本から複写した「正木流万力鎖術 宗家遺訓」(名和弓雄)の記載があります。
資料2 『忍びの武器』
資料1と同じ著者による、様々な隠し武器の形状や制作方法、使用技法、使用実例話等を解説した資料です。
p.121-146「万力鎖」
概要や発生について、資料1とほぼ同内容の記述があります。
正木流鎖術の5つの構え、12本の居合の型、4本の立ち合の型についてそれぞれ説明しています。
この他の名和弓雄の著作にも正木流万力鎖術に関する記述があります。
資料3 『武芸流派大事典』
p.778「正木流(薙刀、鎖鎌、万力鎖)」
正木流の概要と、薙刀、万力鎖、鎖鎌それぞれの伝系の記載があります。
資料4 『秘武器の全てがわかる本 秘武器曼陀羅』
p.52-54「第三章 隠し武器『分銅鎖術』編 正木流万力鎖」
資料1と同内容の正木流成立に関する記述や、正木流で使用される分銅鎖の形状の解説があります。
資料5 『剣道集義』
大正14年刊行の資料の複製です。
p.40-46「第一部 一 撃剣叢談(全五) 一刀流 小野流一刀 梶流一刀」
正木流万力鎖術について、正木太郎太夫利充が玉鎖の術を成立させたエピソードを説明しています。
このエピソードは資料1や資料4に記載のあるものと同一です。
以下は都立図書館契約データベース「朝日新聞クロスサーチ」でヒットした情報です。
情報1 『朝日新聞』2008年6月4日 朝刊 岐阜全県・1地方 23面
「ご存じ?万力鎖術 大垣発祥の護身武術、地元有志ら講習」
岐阜県大垣市にて、万力鎖術の講習が行われた際の新聞記事です。
創始者の正木利充の生前、上級町人や飛脚が鎖術を習っていたという記述や、後述の情報4の著者ラズロー・エイブルが「大垣を訪れ、自ら正木の墓石修理などを行」っていたという記述があります。
情報2 『朝日新聞』1987年3月24日 岐阜 朝刊 19面
「「万力鎖」の逸話の秋葉神社 養老町・白鳥神社のほこら 正木流大垣保存会長が調査」
万力鎖の創始者正木利光の弟子である柏渕石門の著した『芸術武功論』に記載のある逸話に登場する神社を取り上げた記事です。
なお、『芸術武功論』は国書データベースにてインターネット公開されています。
https://doi.org/10.20730/300051234
以下は都立図書館では所蔵していない資料です。
参考までにご紹介します。
情報3 『Spike and chain Japanese fighting arts』 Gruzanski, Charles V. C. E. Tuttle Co. [1968](国立国会図書館請求記号:796.8-G893s 都立図書館所蔵なし)
正木流十代宗主である名和弓雄に師事したアメリカ人Charles V. Gruzanskiによる万力鎖術に関する図書のようです。
情報4 『名古屋豆本 第79集 正木流万力鎖』 Abel,Laszlo J. 亀山巌 1982.8 (都立図書館所蔵なし)
Laszlo J. Abelによる正木流万力鎖術についての資料のようです。
【調査に使用したデータベース類】(*印のついているものは、都立図書館で契約しているオンラインデータベースです。)
・都立図書館蔵書検索(東京都立図書館)https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/search-detail.do?lang=ja
・国立国会図書館サーチ(国立国会図書館)https://ndlsearch.ndl.go.jp/
・国立国会図書館デジタルコレクション(国立国会図書館)https://dl.ndl.go.jp/
・Google(Google)https://www.google.co.jp/
・Googleブックス(Google)https://books.google.co.jp/
・朝日新聞クロスサーチ(朝日新聞社)*
・ヨミダス(読売新聞社)*
・マイサク(毎日新聞社)*
・産経データベース(産経新聞社)*
・中日新聞・東京新聞記事データベース(中日新聞社)*
・日経テレコン(日本経済新聞社)*
・雑誌記事索引データベース ざっさくプラス(皓星社)*
・MAGAZINEPLUS(マガジンプラス)(日外アソシエーツ)*
以上、インターネット情報の最終検索日及び最終アクセス日は2026年8月10日です。
参考文献のうち、資料1、3、5は都立中央図書館所蔵資料、資料2、4は都立多摩図書館所蔵資料です。
参考文献
転記用URL
https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/reference/search-detail.do?qesid=0010009900&lang=ja1/1




















